みなさん、こんにちは。渋谷で働く総務室です。
「セクシャルハラスメント」略して、「セクハラ」という言葉が、世間一般に浸透して久しいですが、みなさんのオフィスでは実際にセクハラが問題になったことはありますか?
幸い当社では、ジョークや世間話でセクハラという単語が出てくることはありますが、実際にセクハラが問題に発展したことはありません。
しかしテレビや雑誌を見ていると、例えば男性社員が女性社員に、「●●さん、髪切った?」
と言っただけでセクハラになる!みたいな話もあり、一体どこからどこまでがセクハラなのか?ということが良く分からないですよね。
そこで私、セクハラについて調べてみました。
まず「セクシャルハラスメント」とは、英語で「sexual harassment」と書き、「性的な嫌がらせ」という意味があり、もともと1970年代のアメリカの女性雑誌の編集者が作った造語だそうです。1980年代にアメリカから日本にこの「セクハラ」という概念が輸入され、1989年に日本初のセクハラに関する民事訴訟が起こり、原告側が勝訴したそうです。
(参考)ウィキペディア:セクシャルハラスメント
それで、「具体的にどのような言動がセクハラと認定されるのか?」という問題なのですが、これに関しては厚生労働省が定めた『均等法におけるセクシャルハラスメント対策』という指針があり、このように書かれています。
●性的な発言の例
・性的な事実関係を聞く。・・・「彼氏とホテルに行ったりするの?」など。
・性的な噂を意図的に流す。・・・「○○さん、毎週彼氏の部屋に泊って××してるらしいよ」
・性的なジョークを言ったり、からかったりする。・・・「○○さん、最近疲れてる?彼氏とデートしすぎなんじゃないの?」など。
・食事やデートに、しつこく誘う。
●性的な行動の例
・性的な関係を無理強いする。
・必要なく体を触る。
・ヌードのポスターなど、性的な内容のものを掲示する。
そして「なぜセクハラが起こるのか?」ということについても調べてみました。
(参考)
厚生労働省:セクシュアルハラスメント対策に取り組む事業主の方へ
愛媛県:事業主・労働者のためのセクハラ防止ホームページ
○個人のモラルの欠如
○男性側の「女性は性に対する価値観が違う」ということへの認識不足。
○社内の上司、同僚、部下を、ビジネス上のパートナーとして見ず、性の対象として見てしまう。
などが、背景にあるそうです。
男性にとっては軽い冗談のつもりでも、女性を傷つけてしまったり、嫌な想いをさせてしまうことってよくありますよね。ちなみに僕は学生時代に居酒屋でアルバイトをしていたのですが、いろんなお客さんを見てて、特にお酒の席など、アルコールが入って気分が大きくなる時は気をつけた方がよいですよね。
お互いの気持ちに配慮して、男性にとっても女性にとっても働きやすくて明るい職場を作りましょう。