こんにちは。渋谷で働く総務室です。

総務人事担当の大きな仕事の一つに、みんなを引っ張って行けるような人材を育てる、というものがあります。いわゆる「リーダーの育成」ですね。入社して、日々の仕事の中で培われるものも多いと思うのですが、当社では社内スタッフによる育成や、OJTだけでなく、外部の協力も得ています。

これまで、社員教育などを手がけている様々な企業や団体から資料を取り寄せたり、話を聞いたり、実際に社員を派遣したり(その中に私もいたり)しましたが、一番おすすめなのは、中小企業大学校です。
参考:中小企業大学校・東京校

ここは、中小企業の“人づくり”のため、経営者などに専門的な研修を提供しています。
例えば人材育成や管理や労務など経営の上で必要な知識を見につけることが出来ます。
ここのメリットは、国の関係機関がやっているので、変に偏った内容の講座がなく、研修費が安いので継続して社員に学んでもらうことが出来ます。

将来のリーダー候補に、リーダーとして必要なスキルを学んで身につけてもらうことも大事なのですが、「会社を支えてくれるリーダーたちを支える、サポートする」という視点も大事です。ストレスで病気になったり、精神的に参ったりしないようにケアする、あるいはそういった仕組みを作るのも、総務の役割の一つだと、私は考えています。

一言で「ストレス」といっても、人によってその反応はだいたい2パターンだそうです。
(参照元:労政時報の人事ポータル jin-jour )

1つめのパターンは、「イライラする人」。
例えば、「部下が指示通りに動いてくれない」という悩みがあったとします。その時に、
「最近の若い者は素直さや謙虚さが足らないよ! 私が若い頃は上司や先輩の言うことは素直に聞いたけどな!」
と、周囲の人や環境にイライラして、ストレスを感じてしまうパターンです。
こういうストレスを感じやすい人は、物事をあまり深刻にとらえず、気楽にこんな風に考えてみるとよいそうです。
「人は自分とは、価値観や考え方が違うんだ」
「人にはそれぞれのペースや、能力の差があるんだ、あせらずに見守ってあげよう」
という具合に、
『人はみんなそれぞれ、十人十色の多様性がある』と、余裕をもって周りの人を見て、考えるようにするとストレスを感じにくくなるそうですよ。

2つめのパターンは「落ち込んで、自信をなくす人」
例えば先程と同じように「部下が指示通りに動いてくれない」という悩みがあったとします。その悩みの矛先が、自分に向かってしまうのが、「落ち込んで、自信をなくす人」のパターンだそうです。
「なんで私は、部下にうまく仕事を任せられないのだろう? 指導力のない私に、部署のリーダーなんて無理だ。社長に降格をお願いしようかな・・・」
と、小さな失敗でも必要以上に自分を責めて、自信を喪失させてしまう人っていますよね。(私自身も、そんな風に落ち込むことがあります)
こういう傾向が強い人は、「イライラする人」と同様に、事実以上に物事を深刻に考えてしまう傾向があるそうです。クヨクヨして落ち込んでしまった時は、少し冷静になって、一歩引いて自分を客観的に見て、「自分が事実を事実以上に過大に評価していないか」と考えてみると良いそうですよ。
そして物事を「ありのままに客観的に見ること」という姿勢を心がけ、その上で「失敗しても人から何か言われても、今の自分の精いっぱいできることをやったんだから、それでいいんだ」といった具合に、気持ちを切り替えると良いそうですよ。

自分がリーダーとして行動している時にも以上のことを心がけたいですが、もしも周りの同僚や部下がストレスでイライラしたり、落ち込んでいる時にも、以上のことを教えてあげて、楽に考えるように勧めてみたいですね。

リーダーだからといって一人で抱え込んだり頑張りすぎるのではなく、お互いに支え合って、明るく働ける職場環境を作りたいですね。