○新人研修のやり方について考える
会社に入ってもらった新入社員に必要なのが「研修プログラム」の存在。
研修を通して基本的なことを覚えてもらうので、この研修プログラムをどう立てるかは本当に大切なことになります。
では、どうやって研修プログラムを作っているのかについて考えたいと思います。
まず、会社の歴史や方針ですね。基本的なことですが、会社で働いていく以上この基本を知ってもらう必要があります。「あなたが入ったのはこういう会社で、こういう未来を作っていきたいと思っている。そのためにあなたにはこういう仕事をしてもらって、これだけの数字をあげてもらう必要がある」など、会社の役割や個人にやってほしいことを明確に説明します。これを理解してもらえるかどうかはとっても大事。
なぜなら、会社のすべての業務というのは「目標」に向かって伸びているからです。
目標のためにどうするかを考えて行動するのが会社の基本なので、その目標をまず理解してもらうことが大事になるんですね。
そして仕事の仕方や仕組みについて学び、実際に先輩について仕事をします。
こうして、仕事を少しずつ覚えて行ってもらいます。
○そのほかの研修について
研修というと「新人研修」ばかりがクローズアップされてしまいがち。
でも、研修にはそれ以外にもたくさんの種類があります。
長く働いていると目標を見失うことがありますし、会社の方針が変わることもあります。その時に確認をするための研修をすることがあります。また、目標があってそれを実現したい場合は、従業員の能力がそこに至っているかどうかについても検討する必要がありますよね。そのレベルに至らない場合は従業員の教育をする必要がありますし、新しい仕事を覚えるための研修をしなければならないこともあります。
また、研修というのはただやみくもに行うだけでなく、きちんと目標をもち計画を立てたうえで行わなければなりません。この「計画を立てる」という作業も大事になりますので、会社と従業員を正しく導くための研修計画が必要になるでしょう。
○年間スケジュールを立てる
実は、研修というのは年間スケジュールを立てて「いつどこで研修を行う」ということが決まっています。
そのスケジュールに合わせて研修をすることが大事になるので、どの企業でもちゃんとしたスケジュールを立てたうえで実施をしています。研修は、企業側が「こういう研修をしたい」と考えてからスケジュールに組み込んでいます。