総務の仕事

総務の仕事は、企業によって扱う業務が異なりますが一般的に組織全体に関係する事務について扱う業務になるため企業によってはその含まれる内容が異なります。
一般的な総務が行う業務では、株主総会が取締役会の運営が最重要の業務となります。

これ以外にも定款の草案、社員名簿や株主名簿の管理、社印章などの管理や不動産管理などいろんな業務を行うため大企業では総務の中に個別の部門を設ける場合があります。
これら以外にも広い業務範囲となっているので、企業では資格を有していなければ昇進するのが難しい場合があります。

総務で役立つ資格

広い範囲の業務を行う総務では、取得していることで役立つ国家資格があります。
行政庁の手続き等を行うことが必要な企業では行政書士の資格を有していることで、この業務を円滑に行うことができます。

多くの不動産を管理している企業では不動産登記に関して司法書士の資格を有していることでこの不動産登記の業務に携わることができます。
社員名簿の管理から建物の消防や防災そして防犯と警備の業務についても関与することになる総務では、労務に関することも取り扱うことになります。

社会保険労務士は業務に関するスペシャルリストに該当するので、この資格を有していることで労務に関する取り扱いを円滑に行うことができます。
企業によっては総務で法務、人事や労務を兼ねることが多いので、これらの資格は取得していることで昇進するのに有利な立場になります。

その他で取得していると有利な資格

上記で挙げた資格以外で取得していると有利な資格は、経理を兼ねている場合なら簿記検定やファイナンシャルプランナーは取得しておいて損のない資格となり、ファイナンシャルプランナーは独立することも可能な資格なので機会があれば、ぜひ取得しておきたい資格です。

また税理士の資格も取得することで転職の幅が広がります。
経理職から税理士事務所に転職し、働きながら税理士の資格を取得する人も少なくありません。

会計関連の求人サイトを見ていたら、実務経験とスキルが重要な業務のため、入社後に資格に合格することで給料をアップする取り組みを行っている会社もいるようですよ。

私の会社も資格取得で1万円とまではいきませんが、5,000円程手当てが貰えるようです。

他にも労務担当者として総務で働く場合に必要な資格として衛生管理者の資格があります。
安全衛生に関する知識を学ぶことができる資格です。

防災等に関しては、総務のイベントとして行う救命講習等があります。
社内で行う防災訓練を行う時に中心として働くことができます。
その他にも応急手当普及員や防災士の資格も取得しておいて総務の仕事で役立つ資格となります。

総務の仕事に関係するならば取得しておきたい検定試験ではビジネスキャリア検定試験があります。
企業で行う職務遂行で必要な能力があると評価される試験です。

総務に関するならば総務の検定試験と労災管理検定試験が、総務の仕事にふさわしい検定試験となります。
この検定試験では実務に関する知識を勉強することができるので、総務で実際に行う業務に役立てることができます。
長年総務に努めている人であっても自分自身の知識を確認することができる試験なので、一度はチャレンジする価値のある検定試験だといえます。

より自分のスキルや職歴を上げたいという人であれば、今後取得する資格の候補にいれておくとよいかもしれませんね。